フィリピン、「中国の反対無視し」日本譲渡の航空機を南シナ海偵察に運用―米華字メディア

Record China    2018年3月27日(火) 11時50分

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26日、日本からフィリピンに無償で譲渡された海上自衛隊の練習機「TC90」3機が、マニラ近郊のサングレーポイント海軍基地に到着した。資料写真。

2018年3月26日、米華字メディアの多維新聞は、日本からフィリピンに無償で譲渡された海上自衛隊の練習機「TC90」3機が同日、マニラ近郊のサングレーポイント海軍基地に到着したことについて、「フィリピンは、中国の反対を無視し、日本から譲渡された航空機を南シナ海の海上偵察に運用する方針だ」と報じた。

記事は、26日付の香港・東網の報道を引用し、「日本が防衛装備品を外国に無償で譲渡したのは今回が初めてだ」と伝えた。

その上で、フィリピンのロレンザーナ国防相が「中国が反対したとしても、われわれは日本から寄贈された航空機で、南シナ海の中国が支配する浅瀬の航空パトロールを継続するだろう」と述べたことを紹介した。

記事は、TC90について「行動範囲はフィリピン軍機の2倍に当たるとされ、中国が南シナ海で造成しその多くが軍事基地化された七つの人工島まで飛行して偵察することが可能だ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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