性能はグローバルホークより上?謎に包まれた中国の無人機「神雕」―米華字メディア

Record China    2018年3月28日(水) 1時0分

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26日、米華字メディア・多維新聞は、「神雕」と呼ばれる中国の無人機について、公開されている情報の少なさから中国内外でさまざまな憶測を呼んでいることを伝えた。資料写真。

2018年3月26日、米華字メディア・多維新聞は、「神雕」と呼ばれる中国の無人機について、公開されている情報の少なさから中国内外でさまざまな憶測を呼んでいることを伝えた。

記事は「今年3月、『神雕』と呼ばれる2つの胴体を持つ中国の新型無人機の情報がネット上でリークされ、外部からは間もなく部隊に配備されるのではないかとの憶測も出た。同機は現在世界最大の無人機である可能性が高く、ステルス戦闘機の探索に用いるのではないかとの分析が出ている」とした。

また、「『神雕』の機体の長さは約25メートル、翼幅は50メートルで、離陸重量は15−20トンとの分析がある。匿名の中国軍事専門家は、公式のデータは出されていないとした上で、同機にはWS9ターボファンエンジン採用がされている可能性があるとの認識を示している」と紹介。「WS9は米軍の『グローバルホーク』に搭載されているAE3007Hエンジンより最大推力が大きく、同機が『グローバルホーク』よりも離陸重量で勝るという情報を信じる理由になるそうだ。ただ、航続時間では『グローバルホーク』よりも大きな強みを持っていないという」などと伝えている。

さらに、「ステルス戦闘機の探索に用いられる」という分析については、「中国の軍事専門家が、現在の外観からは少なくとも対ステルス性能は見られないとの見解を示している。ステルス機を探すためには大型の対空警戒レーダーが必要だが、同機は無人機としては大きいものの、このレーダーを搭載する哨戒機としては小さすぎるとみられている」とした。

記事は、「中国の専門家は地面の探査をメインにさまざまな任務をこなすプラットフォームになる可能性が高いと見ている」とし、「同機は機体内の空間が広く、多くの燃油を積むことができ、しかも電子偵察、レーダー偵察、赤外線・可視光偵察、ミサイル警戒、通信中継指揮などの任務をこなせるようだ。また、いつでも飛ぶことができ、長時間目標エリア付近の偵察ができるなど、衛星に比べてフレキシブルな偵察活動が可能とのこと」と説明した。(翻訳・編集/川尻

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