台湾駐比代表、「南シナ海の共同開発を、台湾は戦争をけしかけない」―フィリピン

Record China    2012年2月11日(土) 12時43分

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9日、台湾の王楽生駐フィリピン代表は南シナ海問題について、「戦争は意味がない。主権を主張する各国が共同で資源を開発し、海洋生態を守っていけばよいと思う」と呼び掛けた。写真は中国人民解放軍の南沙諸島駐留部隊。

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2012年2月9日、台湾・中央通訊社によると、王楽生(ワン・ラーション)駐フィリピン代表は南シナ海問題について、「戦争は意味がない。主権を主張する各国が共同で資源を開発し、海洋生態を守っていけばよいと思う」と呼び掛けた。10日付で環球時報が伝えた。

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王代表は同日午後、フィリピン大学で「台湾・フィリピン友好協会」の交流会に出席し、学生から南シナ海紛争に対する見方を質問された。これに対し、王代表は「国際関係は以前のような国家主権や安全保障に関わるハイポリティックスから、経済や環境などのローポリティックスが中心になっている。国際社会は地球温暖化などもっと重要で共同で解決すべき問題がある」と指摘。

その上で、「戦争は誰にとっても良くないこと。南シナ海地域で軍事衝突が起こることはない。台湾もスプラトリー諸島(南沙諸島)における6つの主権主張国家の1つ。長年、太平島に軍と警察を駐留させているが、戦争をけしかけるようなことはない。各国が互いに尊重し合い、共同で資源を開発し、海洋生態を守っていけばよいと思う」と呼び掛けた。(翻訳・編集/NN)

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