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8日、旧正月連休も終わり、また職場に戻った中国のホワイトカラーたちは今、新たな期待を抱いて新年に臨んでいる。中でも、「昇給」がホワイトカラーたちの最も大きな願いだ。
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2012年2月8日、旧正月連休も終わり、また職場に戻った中国のホワイトカラーたちは今、新たな期待を抱いて新年に臨んでいる。中でも、「昇給」がホワイトカラーたちの最も大きな願いだ。中国の大手人材サイト「智聯招聘網」が1カ月かけて在職者8000人余りを対象に実施した調査によると、回答者の4割が今年30%の昇給を希望していることが明らかになった。人民網日本語版が伝えた。
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■「昨年は楽しい1年だった」2割のみ
一方、2011年の総括に関しては、3割以上の回答者が「不満足」と答え自分に対して厳しい評価を下し、「比較的満足」や「満足」と答えた回答者は3割にとどまった。また、4割が「普通」と答え、明確な満足感は示さなかった。
「不満足」と感じる原因として、5割の回答者が「自分の将来の見込みが不透明」であることを挙げた。これは全体の47.62%を占める割合。2番目に多かったのが「気持ち・意欲」で全体の21.14%と例年より高い割合となった。一方、「給与状況」と答えた人は全体の16.95%にとどまっている。
「不満足」と感じる要因として2番目に多かった「気持ち・意欲」に関して、「楽しかった」と答えた人は26.35%にとどまるなど、多くの在職者にとって2011年はあまりいい年だったと感じていないのが現状のようだ。その理由として、「仕事上のストレス」(22.67%)や「給与が低い」(22.10%)以外に、現代社会特有のストレスも多く見られた。
■4割、30%昇給望む
「給与状況」に関して「非常に満足」と答えた人は約20%にとどまったのに対し、54.8%の人が「昇給がなかった」と答えるなど、2011年の給与に対する満足度は非常に低い。そのため、今の給与に対して、多くの在職者が大きな希望を抱いているのは自然なことと言える。データによると、30.67%が「1〜3割昇給する」ことを望んでおり、24.19%が「3〜5割以上の昇給」を望んでいる。全体的に見ると、4割の人が30%以上の昇給を望んでいることになり、同数は全体の41.33%を占めている。
この点に関して、智聯招聘のシニアコンサルタントは「給与は確かに仕事をするうえで考慮すべき重要な要素であるが、仕事のよし悪しを評価する唯一の基準ではない」と指摘。「給与が自分の仕事内容に見合っていないと感じるなら、自分の仕事内容をもう一度見つめなおし、よく考えをまとめ、時機を見計らって上司に昇給を求めることができる。長い目で見て、将来の見込みが十分にあるならば、しばらくは耐え、仕事の能力を一層高めるよう努力してその時を待つことを勧める」としている。(編集/愛玉)
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