中国の孤児、海外の養子縁組が激減、中国の里親に養育されるケース増える―米メディア

Record China    2018年3月27日(火) 7時40分

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米国務省の報告書から、米国の夫婦が引き取る中国人の孤児が急激に減っていることが分かった。中国の里親に養育されるケースが増えているという。資料写真。

2018年3月25日、参考消息(電子版)によると、米国務省が23日に発表した財務報告から、2017年に米国の夫婦が引き取った外国人孤児の数が前年から12%余り減少したことが明らかになった。

AP通信によると、米国人夫婦が海外から引き取った孤児の数は、16年は5372人だったが、17年は4714人。2万2884人だったピークの04年から約80%も減少したことになり、13年連続での減少となった。このうち、ここ数年は中国人が最も多く、17年も1905人で最多。しかし、16年と比べると約15%減っており、ピークだった05年の7903人を大きく下回る。

米国務省のスーザン・ジェイコブス児童問題担当特別顧問は、米国に引き取られる中国人孤児が減っている背景には中国で増加する中産階級で里親になる世帯が増えていることがあると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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