政府の土地不正占拠への抗議行動が相次ぐ、温首相が所有権保護強化表明―中国

Record China    2012年2月7日(火) 5時22分

拡大

6日、中国の地方政府による土地不正占拠・搾取への抗議行動が各地で相次いでいることについて、温家宝首相はこのほど農民の土地所有権・財産保護政策を強化する方針を示した。写真は1日、広東省烏坎村で行われた村民委員会の選挙。

(1 / 8 枚)

2012年2月6日、中国の地方政府による土地不正占拠・搾取への抗議行動が各地で相次いでいることについて、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はこのほど視察先の広東省で、「土地は農民にとって命であり、財産であり、生きる糧である」と述べ、農民の土地所有権・財産保護政策を強化する方針を示した。米ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトが伝えた。

その他の写真

同省汕尾市の烏坎村では昨年、地元政府による不正な土地強制収用に対し、住民らが長期にわたって大規模な抗議行動を展開。デモ隊と治安部隊が衝突し、逮捕者・死者を出す事態に発展した。温首相は同事件に直接触れなかったが、同じ広東省で農民の権利保護を打ち出したことで、関係者の間に憶測が広がっている。

温首相はまた、村の自治組織である村民委員会の選挙について「農民の選挙権は必ず保障しなければならない」と述べた。中国政府の統計によると、社会不安を招く「集団行動事件」は10年、全国で9万件発生。農村で起きた事件のうち65%は農地の不法占拠が原因とみられている。(翻訳・編集/AA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携