温家宝首相、「欧州市場への協力は実質的に中国を助ける」と強調=広東省の視察先で―中国メディア

Record China    2012年2月6日(月) 20時4分

拡大

4日、新華社によると、中国の温家宝首相は広東省の企業や村を訪問し、職業紹介所と税関物流区を視察した。写真はトウ小平の像。

(1 / 3 枚)

2012年2月4日、新華社によると、中国の温家宝首相は広東省の企業や村を訪問し、人材市場と税関物流区を視察した。証券日報(電子版)が伝えた。

その他の写真

4日午前、温家宝首相は物流と輸出入企業の責任者たちと座談会を開き、政府への意見や提案を聞いた。温家宝首相は参加者に対し、競争力の向上を重視し、研究開発を強化、自社ブランドを確立し、輸出を増強、新市場の開発などを促した。また、「現在の欧州危機に対し、我々は戦略的な視点で欧州との関係を考え、国家の利益を守る」と強調した。

さらに温家宝首相は、「欧州は中国にとって最大の輸出市場であり、最大の技術輸入先である。ある意味では、欧州市場の安定に協力することは、実質自分を助けることになる。我々は世界各国にこのことを理解させる必要がある」とも話した。

4日午後、温家宝首相は白雲電気グループを視察した。そこで従業員に対し、「改革開放がなければ白雲電気はなく、今日に至ることはできなかった。改革開放がなければ国家の発展と進歩はなく、今日に至ることはできなかった。改革開放は中国に大きな変化をもたらし、世界第2位の経済大国へと発展させたばかりでなく、社会事業と人民の生活をも大きく進歩させた」と語った。

さらに「20年前、トウ小平は80歳の高齢にも関わらず広東省を訪れ、人々を考えさせる、深く意義のある言葉を伝えた。彼は、我々に動揺することなく改革開放を持続し、できなければ未来はないことをはっきり教えてくれた。この言葉は今でも大きな力を持ち、指導的な意義があると私は思う。我々の現状は全体的に良好ではあるが、世界政治・経済の情勢変化は目まぐるしい。金融危機は依然蔓延し続けている。我々の一部の経済体制には問題がある。特にバランスが取れず、協調が取れない、持続させてはいけない問題は真剣に解決しなくてはならない」

また同首相は「我々の挑戦と困難は少なくない、すべての問題を解決するには、改革開放が不可欠である。改革開放から30年の今、我々は引き続き勇気をもって動揺することなく、開放改革を前面に押し出し、突き進むべきだ。特に改革開放の長期計画設計をしっかりと立て、大胆に邁進する。解放の思想を持ち、事実を求める、これは根本的な道筋となる。この点は変わることはないし、変わってもいけない。なぜなら、こうあることで、国家は生存力と活力を奮い立たせ、国民は国家貢献に対する積極性と創造性を強くし続けることができる」と強調した。

このほか、「改革開放は必ず実現する。改革開放が中国独特の社会主義を見いだすことで、我々の経済と社会はさらに大きな変化を迎える。それによって、国民に恩恵をもたらし、我々の民族は世界の中で胸を張ることができる」と話した。(翻訳・編集/内山

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携