北京の戸籍制度改革が始動、暫住証から居住証へ―中国

Record China    2012年2月5日(日) 10時6分

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2日、北京市の劉敬民副市長はこのほど、今年、居住証に関する新政策が発表・実施される見通しが高いと明らかにした。写真は北京市の暫定居住証。

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2012年2月2日、人民網日本語版によると、北京市の劉敬民(リウ・ジンミン)副市長は、このほど閉幕した北京市「両会(人民代表大会と政治協商会議)」で、「今年、居住証に関する新政策が発表・実施される見通しが高い」と明らかにした。これにより、北京では、暫定居住証(暫住証)から居住証への切り替えが年内にスタートすることとなる。広州日報が伝えた。

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劉副市長はメディア取材に対し、「暫住証は北京在勤者が主な対象だったのに対し、居住証は北京に居住している全流動人口を対象とする」と話した。現行の暫住証と異なり、北京に居住する地方出身者は、居住証にもとづき関連公共サービスを享受することが可能となる。一方、市関連部門は、居住証にもとづき北京の資源、人口、雇用などの状況を把握することができる。

北京市居住証の所持者は、教育などで市民と同待遇を受けられるのだろうか?また、北京戸籍の市民と全く同じ条件で、住宅や自家用車を購入することが可能なのだろうか?戸籍に詳しい専門家は「居住証所持者は、公共交通、就労、社会保障、医療保険などの面で、北京戸籍を持つ市民とほぼ同じ待遇を受けることができるだろう。ただ、住宅・自動車の購入、子女の入学・大学入試については、市民と同じ待遇が得られる可能性は低い」との見方を示した。(編集/TF)

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