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李明博元大統領の逮捕、「国民にみじめさ抱かせる」と韓国紙、「典型的な標的捜査」と検察批判も

配信日時:2018年3月25日(日) 8時0分
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韓国の李明博元大統領が22日、収賄や職権乱用などの容疑で逮捕された。朴槿恵前大統領に続く異常事態。韓国紙は「典型的な標的捜査」と検察当局を批判する一方、「国民にみじめさや恥辱感を抱かせる」と嘆いている。写真は韓国の大統領府。

2018年3月24日、韓国で「負の連鎖」が続いている。李明博元大統領が22日、収賄や職権乱用などの容疑で逮捕された。朴槿恵前大統領に続き、1年のうちに大統領経験者が2人逮捕される異常事態。韓国紙は「典型的な標的捜査」と検察当局を批判する一方、「国民にみじめさや恥辱感を抱かせる」と嘆いている。

今回の逮捕劇について、朝鮮日報は社説で「李元大統領への捜査は容疑が浮上したからではなく、最初から元大統領を標的として行われてきた。『この容疑が成立しないなら別の容疑』というやり方だ」と指弾。「国家情報院や韓国軍によるネットへの書き込み問題から始まり、ダース疑惑、国家情報院の特殊活動費、サムスンによる訴訟費用の肩代わりへと捜査対象を次々と変えながら、捜査は6カ月以上にわたり続いた。10年以上前の大統領選挙資金も調べ上げられた。典型的な標的捜査だ」と検察当局をやり玉に挙げた。

さらに「李元大統領が大統領候補だった2007年と大統領就任後の08年にも捜査を行ったが、その時はいずれも容疑が認められなかった」と言及。「今と当時で異なる点があるとすれば、当時李元大統領は権力の中枢にあり、今は元大統領でいわば普通の民間人という立場の違いしかない。検察は今現在の権力者には忠犬となるが、その権力者が力を失えばたちまち牙をむいてくる。その捜査姿勢は判で押したように繰り返されてしまった」と論じている。

中央日報は社説で「これで1995年の全斗煥・盧泰愚元大統領拘束に続き23年ぶりに元国家指導者2人が同時に収監される事態が再演された。国民にみじめさや恥辱感を抱かせることだ」と指摘。「前職大統領を憲政秩序破壊以外のことで逮捕するのは望ましくない。しかも元大統領が1人すでに拘禁された状況であるため検察がより一層慎重を期する必要もあった」と述べた。

その上で「検察はいわゆる『積弊清算(過去の政権による長年の弊害)捜査』が検察改革を止める盾になるという錯覚から抜け出さなければならない」と強調。「法を守ると宣誓した大統領が退任後に拘置所へ向かう悲劇が繰り返されている。韓国社会もいつまでこのような『不幸な大統領』たちの後ろ姿を見守るべきか考えなければならない」などと訴えている。

聯合ニュースによると、李元大統領は逮捕状発布が決まった後、事前に作成しておいた手書きの文書をフェイスブックに公開。「誰かを恨むより、これらすべてが私自身の責任であるとの心境で、自責の念を感じる」「過去の誤った慣行を断ち、クリーンな政治をするため努力したが、今日の国民の基準から見ると、足りないところもなくはなかった」などとつづっている。(編集/日向)

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