<アンケート>賛成が8割、「優等生の評価制度“三好学生”は廃止すべき―中国版ツイッター

Record China    2012年2月3日(金) 19時36分
facebook X mail url copy

拡大

2日、中国の教育現場で長年採用されてきた「三好学生」という評価制度を改変すべきだという動きが出てきている。写真は三好学生の証書。

(1 / 3 枚)

2012年2月2日、中国の教育現場で長年採用されてきた「三好学生」という評価制度を改変すべきだという動きが出てきている。学業・健康・人徳の三要素を備えた学生を選出するこの制度は、学業の成績ばかりを重視したり、これに選出されるための“袖の下”が横行したりして現在はほぼ形骸化しているからだ。

その他の写真

“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイト・新浪微博では、これに対してアンケートを実施。3日午後1時時点で、制度の廃止に「賛成」が80%(3149票)、「反対」が20%(791票)だった。以下、投稿された主な意見。

■賛成派

「廃止の試みは大きな一歩」

「廃止するにしてもそうでなくても、大切なのは総合的に学生を評価すること。これまでの評価制度は、学業の成績によるものがほとんど。そこで、自身のモラルを売り渡してでも、奨学金や進学のために試験で不正をする学生が増える」

「まだ幼い子供は三好学生に選ばれないことに対し、“自分は悪い子だと思われている”と誤解することもあるだろう。これは学童の心身にとって思わしくないことだ」

「僕の印象では、成績優秀で教師の言うことを何でも聞く生徒は三好学生になれた。一方、ユニークな発想をする学生や自我の突出した学生は、心のバランスが得られないままだ」

「同意。今どきの三好学生って、親がどれだけお金を使って贈り物をしたかどうかの結果だもの」

■反対派

「あまり賛成しない。子供のころから切磋琢磨(せっさたくま)はさせた方がいい」

「廃止すべきではない。ただし、“三好”とは何かを具体的かつ徹底的に定義すべき」

「きちんとした根拠に基づいた評価基準ができるまでは、現行の制度は廃止すべきでない」

「さて、正しい評価基準って何だろう?」(翻訳・編集/愛玉)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携