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2日、中国の教育現場で長年採用されてきた「三好学生」という評価制度を改変すべきだという動きが出てきている。写真は三好学生の証書。
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2012年2月2日、中国の教育現場で長年採用されてきた「三好学生」という評価制度を改変すべきだという動きが出てきている。学業・健康・人徳の三要素を備えた学生を選出するこの制度は、学業の成績ばかりを重視したり、これに選出されるための“袖の下”が横行したりして現在はほぼ形骸化しているからだ。
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“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイト・新浪微博では、これに対してアンケートを実施。3日午後1時時点で、制度の廃止に「賛成」が80%(3149票)、「反対」が20%(791票)だった。以下、投稿された主な意見。
■賛成派
「廃止の試みは大きな一歩」
「廃止するにしてもそうでなくても、大切なのは総合的に学生を評価すること。これまでの評価制度は、学業の成績によるものがほとんど。そこで、自身のモラルを売り渡してでも、奨学金や進学のために試験で不正をする学生が増える」
「まだ幼い子供は三好学生に選ばれないことに対し、“自分は悪い子だと思われている”と誤解することもあるだろう。これは学童の心身にとって思わしくないことだ」
「僕の印象では、成績優秀で教師の言うことを何でも聞く生徒は三好学生になれた。一方、ユニークな発想をする学生や自我の突出した学生は、心のバランスが得られないままだ」
「同意。今どきの三好学生って、親がどれだけお金を使って贈り物をしたかどうかの結果だもの」
■反対派
「あまり賛成しない。子供のころから切磋琢磨(せっさたくま)はさせた方がいい」
「廃止すべきではない。ただし、“三好”とは何かを具体的かつ徹底的に定義すべき」
「きちんとした根拠に基づいた評価基準ができるまでは、現行の制度は廃止すべきでない」
「さて、正しい評価基準って何だろう?」(翻訳・編集/愛玉)
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