2018年3月21日、5月開催予定と伝えられている日中韓首脳会談について、米華字メディアの多維新聞は「開催日をめぐる三者の発表に微妙な食い違いがみられる」と指摘している。

記事によると、韓国・聯合ニュースは21日、韓国大統領府高官の話として「3カ国首脳会談を5月初旬に開く方向で調整が進められている。ただ具体的な日付は決まっていない」とし、「（5月の）大統領就任1周年行事など、いろいろ考慮しなければならないことがある」と伝えている。

一方、日本の共同通信は、日本が議長国を務める日中韓首脳会談について「日本政府は、大型連休明けの5月前半に開催する方向で最終調整に入った」とし、「8、9両日を軸に日程を詰める」と伝えている。実現すれば、2015年11月にソウルで開催して以来となり、中国の李克強（リー・カーチアン）首相と韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領にとって就任後初の訪日となる。

記事によると、中国の李首相は20日、全国人民代表大会（全人代、国会に相当）閉幕後の記者会見で、日本への訪問について「今年前半の訪日を前向きに検討したい」と述べたという。（翻訳・編集/柳川）