大気汚染防止計画を採択=微粒子削減、緑地面積拡大の目標を設定―北京市

Record China    2012年2月3日(金) 12時34分

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2日、新京報によると、北京市政府は「北京市2012―2020年大気汚染防止作業計画」を採択、大気中の微粒子「PM2.5」の削減と、5年以内に森林面積を667平方キロメートル拡大し、平野部の森林率を25%以上にすることを目標としている。写真はスモッグに覆われた北京。

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2012年2月2日、新京報によると、先日北京市政府が採択した「北京市2012―2020年大気汚染防止作業計画」は、PM2.5(直径2.5マイクロメートル以下の粒子)汚染の削減をメーンに、5年以内に森林面積を667平方キロメートル拡大し、平野部の森林率を25%以上にすることを目標としている。

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PM2.5の汚染対策計画は、排出量削減や自動車通行制限の継続、石炭からクリーンエネルギーへの切り替えなどによって環境の改善を図ることを主旨としている。

第12次5カ年計画(2011―2015)では、第11次5カ年計画(2006―2010)で環境保護部が規定した大気汚染物質の二酸化硫黄、二酸化窒素、PM10(直径10マイクロメートル以下の粒子)の3項目に加え、粒子による大気汚染に関係の深い窒素酸化物が追加された。

環境保護局によると、北京市では年間20万トンの窒素酸化物が排出され、自動車の排ガスが半分を占めている。昨年は自動車の純増が約20万台に抑えられたことで、排ガス削減の成果が上がったとみられているが、今年は自動車を含む汚染要因の増加が続いており、排出量削減には困難が伴うことが予想される。

また、都市の緑化にも力が入れられる。空白地への植林はもちろん、ビルの屋上も緑地とすることが期待されている。今年、関係部門は平野部を中心に緑地面積133平方キロメートルの拡大を目指して研究を進める予定で、高速道路や幹線道路付近など、汚染の起きやすいエリアの緑化が優先される見込みだ。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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