中国人労働者の拉致事件受け、中国から派遣された「ボディーガード部隊」出現―スーダン

Record China    2012年2月3日(金) 10時28分

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2日、中国人労働者の拉致事件が起きたスーダンに中国から派遣された「ボディーガード部隊」が現れた。写真は中国・北京のボディーガード。

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2012年2月2日、中国人労働者の拉致事件が起きたスーダンに中国から派遣された「ボディーガード部隊」が現れた。人民日報(電子版)が伝えた。

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スーダンの軍関係者によると、事件を受け、中国から派遣された「ボディーガード部隊」が現れた。先月28日、同国で中国人労働者29人が反政府勢力に拉致され、31日にもエジプトで25人が武装集団に襲われる事件が発生。中国政府はこれらの国への渡航自粛を勧告しているが、現地で建設プロジェクトを進める企業にとってはそんなことを言っている場合ではないらしい。どうやら自分たちの身は自分たちで守ることを決意したようだ。

世界第2の経済大国となった中国。近年、石油資源などに対する需要の急激な増加に伴い、これまで先進国が立ち入らなかったリビア、エジプト、スーダンなどの紛争地域にも姿を見せるようになった。これらの国の政府は中国の豊富な資金力に頼り、中国企業や中国人を歓迎。だが、反政府勢力にとっては、中国人労働者は格好の標的となった。

2010年に海を渡った中国人労働者は84万7000人、うち23万人近くの行き先はアフリカだった。ここ10年、中国はアフリカのサハラ以南の発展途上国に大量の労働者を派遣、西側諸国が行きたがらないこれらの地域で高速道路や空港、ダムなどの建設を請け負ってきた。工事はすべて中国人労働者が担い、現地労働者は雇わないのが中国式。だが、これが現地の人々との間に溝を生み、中国人労働者を危険にさらす元凶となっている。(翻訳・編集/NN)

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