<レコチャ広場>海外で中国人拉致事件が相次ぐ、日本人並みの安全を得るにはどうすれば?―中国

Record China    2012年2月2日(木) 14時36分

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1日、アフリカで中国人労働者の拉致事件が相次いだことを受け、中国の時事評論家は「海外の中国人はなぜ日本人のように安全ではないのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は08年、北京五輪の開催を喜ぶ海外在住の中国人。

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2012年2月1日、アフリカで中国人労働者の拉致事件が相次いだことを受け、中国の時事評論家、李[火韋](リー・ウェイ)氏は「海外の中国人はなぜ日本人のように安全ではないのか?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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中国の「平和的な台頭」により、多くの中国人労働者が建設プロジェクトと共にアフリカに渡った。だが、リビアでは内乱で3万人以上が脱出、拉致事件のあったスーダンにもまだ1万人以上が滞在、続いてエジプトでも拉致事件が発生した。中国人労働者はなぜ、これほど危険な目に遭うのか?

日本人が海外で建設プロジェクトを請け負う際は責任者を1人か2人派遣するだけで、作業員などは全員現地で調達する。日本には外国語を話せる人材が少なく、失業率も低いため人が集まらないというだけなのだが、現地では好評だ。それに、万が一、事件に巻き込まれても「親分」の米国が助けてくれる。

だが、中国は事情が違う。人口が多いため、海外プロジェクトだろうと作業員は自前で賄える。中国国内の失業問題も緩和しなければならない。しかも、中国人は事件に巻き込まれても、日本のように「親分」が助けてくれるわけではない。

米国人が平和を手に入れる手段は「武力」か「金」だ。だが、日本や中国は「金」に頼るしかない。それでも日本は米国が代わりに「武力」をちらつかせてくれるが、中国が米国にそれを頼むことは不可能だ。中国は米国と契りを交わした兄弟でもなければ、日本のような小国でもないからである。

中国はすべての厄介事を自分で解決しなければならないのだ。これ以上、中国の「平和的台頭」が通じないのなら、やはり武装して対抗するしかないのではないだろうか?(翻訳・編集/NN)

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