文部科学省の審議官「中国は国際人材ネットワークの中心に」―中国メディア

人民網日本語版    2018年3月21日(水) 22時50分

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文部科学省大臣官房の松尾泰樹審議官は科学技術関連の計画や政策を制定する官僚だ。中国の科学技術の発展に対する見方を語り、日中のテクノロジー分野における協力の現状を総括し、今後日中両方の協力にも期待感を示した。資料写真。

文部科学省大臣官房の松尾泰樹審議官は科学技術関連の計画や政策を制定する官僚だ。中国全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)開催期間中、松尾審議官は中国の科学技術の発展に対する見方を語り、日中のテクノロジー分野における協力の現状を総括し、今後日中両方の協力にも期待感を示した。科技日報が伝えた。

松尾審議官は、「近年、中国政府が研究費を急増させ、留学帰国者政策を実施し、欧米での留学経験ある優秀な研究者の人材を引き付け、最先端科学研究設備の導入を行っているのを背景に、中国の科学技術は飛躍的に発展している。中国の研究費や研究者数、論文数、論文の被引用数などの数年間の増加数が世界でも際立っている。特に、世界の上位1%のベスト論文の割合は、米国に次ぐ2位となった。その他、中国人が海外に留学するというのは普遍的な現象となっており、中国は現在、国際人材ネットワークの中心となっている」と高く評価し、「今後、中国は基礎研究及び独創的な研究課題に取り組むと同時に、それらの研究成果を社会に応用してくれるだろう」と期待感を示した。

また、「現在、政府レベル、大学レベル、研究機構間など、日中の協力はバラエティーに富むようになっている。日中両国は草の根レベルの留学生の交流や日本・アジア青少年サイエンス交流計画(さくらサイエンスプラン)などを十分に活用して、幅広い交流を実施し、特に都市環境や伝染病などの生命科学、さらに、材料科学の分野などで具体的な交流・協力プロジェクトを実施している。日本の研究論文を見ると、近年、中国人の共同作者が明らかに増加している」とし、「今後、日中両国の各分野における協力は、学生と研究者の交流のほか、日本政府が提唱する『ソサエティー5.0』や『持続可能な発展目標』などに合わせて、科学技術政策対話や信頼関係を全面的に築かなければならない」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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