世界で多発する中国人拉致事件、スーダンにも救助隊派遣―米メディア

Record China    2012年2月2日(木) 8時11分

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31日、スーダンの反政府武装勢力により中国人作業員らが拉致された事件で、中国側はスーダン政府に対し正式な抗議を申し立て、作業員救出のために救助隊をスーダンに派遣した。写真はスーダンの国旗。

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2012年1月31日、スーダンの反政府武装勢力により中国人作業員らが拉致された事件で、中国側はスーダン政府に対し正式な抗議を申し立て、作業員救出のために救助隊をスーダンに派遣した。米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(中国語版)が伝えた。

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中国外交部の謝杭生(シエ・ハンション)副部長は31日、スーダン駐中国代理大使と面会。スーダンの反政府組織が28日、スーダンの南コルドファン州にある中国企業を襲撃し、29人を拉致したことに抗議を表明した。

中国国営通信・新華社は、謝副部長がスーダン代理大使・アハマド氏に対し、作業員らの安全の確保を要求し、中国政府が在外邦人の安全確保を最重要視していることを申し入れたと報道。謝副部長はまた、スーダン政府に対し、他の中国人作業員や中国企業への安全対策を要求した。また、31日には中国からの救助隊がスーダンの首都・ハルツームに到着したことを明かしている。犯行に及んだスーダン人民解放軍(SPLA)の広報担当がケニアのナイロビで新華社の電話取材に応じ、中国人作業員はすでに安全な場所に移動し、健康状態は良好だという。

スーダン国内の報道によれば、拉致された中国人作業員のうち18人はすでに安全な場所に避難しており、首都ハルツームに向かっているという。だが、逃げ出した作業員のうち、1人の行方はわかっていない。今回の人質拉致事件はスーダンと強力な友好関係にある中国との間に大きな亀裂をもたらした。中国はスーダンにとって、最大の石油輸出国である。

南コルドファン州は昨年7月にスーダンから分離独立したばかりの南スーダンと接している。昨年、スーダンと南コルドファン州、青ナイル州の反乱集団との間で衝突が発生していた。(翻訳・編集/渡邊英子)

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