中国・ハイアールが家電売上ランキングで連続世界一―2011年

Record China    2012年1月31日(火) 7時0分

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30日、市場調査会社ユーロモニターがこのほど発表した大型家電製品の2011年ブランド別ランキングで、中国のハイアールが前回に続いて1位を獲得した。首位はこれで3回目で、世界シェアは7.8%だった。写真はハイアールの冷蔵庫。

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2012年1月30日、人民網日本語版によると、世界的に有名な市場調査会社ユーロモニターがこのほど発表した大型家電製品の2011年ブランド別ランキングで、中国のハイアール(海爾)集団が前回に続いて1位を獲得した。ハイアールの首位はこれで3回目で、世界シェアは7.8%だった。

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2011年は欧州の債務危機の影響により、世界経済が持続的に低迷し、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電製品の市場ニーズが目立って冷え込み、世界の家電市場に閉塞感が漂った。ユーロモニターの報告分析によると、2011年には世界の大型家電製品の売上高増加率は平均5.6%となり、統計の対象になった世界ブランド・地域ブランド計147ブランドのうち、66%は増加率が平均を下回った。中国企業18社の平均増加率は13.6%で世界平均を上回り、ハイアールは21%で世界トップだった。

世界の家電市場が伸び悩む中で、ハイアールは国が「構造調整、モデル転換」を提唱したことを受け、自社のモデル転換を通じて急速に競争力を高めた。かつては世界の家電製品ブランド別市場シェアでは米国のワールプールが1位を独占していたが、2009年に初めてハイアールが大型家電製品のシェアでワールプールを抜いてトップに立った。ハイアールが打ち出すフレンチドア式冷蔵庫やドラム式洗濯機といったハイエンド製品は、いまや世界の家電大手のお手本だ。

ハイアールは自主イノベーションの分野でも突出した動きをみせ、とりわけ国際基準の分野で突出した動きをみせている。ここ10年の間に77の国際基準の起草に参与し、うち27はすでに施行されており、ハイアールは最近では家電製品の国際基準分野で最も活発な動きをみせる世界ブランドとなっている。現在、中国独自ブランドの家電製品の輸出でハイアールが占めるシェアは86.5%に達し、中国家電ブランドの海外におけるイメージをハイアールはその双肩に担っているといえる。

ユーロモニターは英ロンドンに本社を置く市場調査会社で、1972年に設立された。出版市場の報告、ビジネス参考資料、インターネットのデータバンクなど各方面で30年を超える経験を有し、その調査研究ネットワークは世界205カ国の人口の85%をカバーしている。(編集/TF)

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