「中国に学び象牙の取引禁止を」32人のアフリカ指導者がEUに呼びかけ―アフリカメディア

Record China    2018年3月20日(火) 9時20分

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19日、環球時報は、ボツワナで開かれたアフリカ・ゾウ保護会議で、アフリカ32カ国の首脳がEUに対して「中国を見習って象牙取引を禁止せよ」と呼びかける請願書に署名したと報じた。写真はゾウ。

2018年3月19日、環球時報は、ボツワナで開かれたアフリカ・ゾウ保護会議で、アフリカ32カ国の首脳がEUに対して「中国を見習って象牙取引を禁止せよ」と呼びかける請願書に署名したと報じた。

記事は、アフリカのニューステレビ局「アフリカンニュース」ウェブ版の報道を引用。16日に開かれた会議で請願書への署名が行われたほか、ボツワナのカーマ大統領が「最も強い言葉でトランプ米大統領が3月1日に下した決定を非難する。この決定は、アフリカゾウの保護に向けわれわれの努力を台無しにするものだ」と発言した。米政府は今月始め、合法的な狩猟によって得られた「記念品」の象牙の米国内持ち込みを解禁したと報じられている。

また、ボツワナの環境・観光大臣は「中国は象牙取引禁止という点で率先した行動を取っている。中国が全面禁止しているのに、どうして欧州はそうしないのか」とし、中国を大いに評価する一方で欧州を非難したという。記事は「中国はかつて世界最大級の象牙市場だったが、今年1月1日より商業目的の象牙の加工、販売を全面禁止した。野生動物保護の専門家は、この決定を称賛している」と伝えた。

記事はさらに、英国が欧州の中でも最も象牙の輸入が多い国とみなされいるとし、カーマ大統領が「英国についてはもう何も言いたくない。象牙の取り引きを止めるという正しいことをせよ」と語ったとしている。

アフリカ大陸では近年ゾウの生息数が減り続け、2016年の調査時点では約35万頭となっており、そのうち約3分の1がボツワナに集中しているという。(翻訳・編集/川尻

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