日本の卒業風景の動画投稿、「卒業する先輩男子が後輩女子に第2ボタン」のシーンに「いいなあ」「青春だ」などコメント殺到―中国

Record China    2018年3月18日(日) 13時0分

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中国で、SNSで投稿された日本の学校の卒業風景の動画に注目が集まった。卒業する男子生徒が後輩女子に制服の第2ボタンをプレゼントするシーンに「いいなあ」「青春だ」などとする書き込みが殺到した。

中国版ツイッターの微博(ウェイボー)に日本時間17日午前9時ごろ、日本の学校の卒業風景を撮影した動画が投稿された。卒業する男子生徒が後輩女子に制服の第2ボタンをプレゼントする姿に注目が集まり、約30分間で「いいね」が約5万件、転載(リツイート)が約5万5600件に達した。「いいなあ」「青春だ」などとする書き込みも7600件を超えた。

中国では学年の開始が秋なので、卒業は6月ごろだ。投稿は、「日本では最近、卒業シーズンになった」などと説明。添付した動画ではまず、中学校または高校の校庭らしい場所で制服姿の男子生徒に後輩女子がプレゼントを渡す。周辺からは他の男子生徒が冷やかす大声が聞こえる。プレゼントをもらった男子生徒も大声で言い返す。

男子生徒は後輩女子に対しては打って変わった態度で深々と頭を下げてお辞儀をする。後輩女子はいったん引き下がるが、仲間の女子生徒数人に促されて改めて卒業する先輩男子の所に向い、詰襟制服の第2ボタンをもらう。周辺からは男女生徒の大きな歓声が沸き上がる。男子生徒は改めて後輩女子に歩み寄ってハグする。女子生徒は感動した様子で、あふれ出た涙を手で拭う。

ほほえましい風景に、同投稿には書き込みが殺到した。「いいね」を最も多く集めたのは「第二ボタンの伝統はすごくいいね!」で、午前9時半時点で2万件に迫る勢いだ。

中国では、日本で2007年に放送されたテレビドラマの「プロポーズ大作戦」<中国名:求婚大作戦(チウフン・ダーズオジャン)>がよく知られている。最初は台湾や香港で放送されたことで情報が伝わり、2017年には中国大陸で制作されたリメーク版が放送された。同ドラマに「第2ボタン」にまつわる重要なエピソードがあったことも投稿動画が注目された一因であったらしく、「ボタンの意味が分からなかったら、日本ドラマの求婚大作戦を見ればいいよ」などとするコメントも多い。

また、「男の子が女子生徒からプレゼントを受け取った時、とても礼儀正しくお辞儀をしていることに気づいた人はいないのかな」とする書き込みも8000件以上と、多くの「いいね」を集め、その後は「男子生徒はとても紳士的だよ。好きになる相手を間違えていない」などと、男子生徒の振る舞いにも注目が集まり始めた。

少なくとも「いいね」の数が上位の書き込みを見る限り、日本や日本人に対して露骨な悪意のある意見は見当たらない。「周囲の女子も感動している。これが若いということだ。若いことはいいなあ」「いいなあ。でも私は2度と青春を体験できない」「思わず涙が出たよ。本当に感動してしまったということかな」などの書き込みが目立つ。

一方で、「私も当時(卒業の時)、ああいうふうに祝ってほしかったな」「私は無表情で卒業記念写真に収まっただけだった(中略)2年間もひそかに思いを寄せていた後輩女子がいたけど、名前も覚えてもらえなかった。1人でバスに乗って帰ったよ。悲劇だよなあ」と、自分の体験と比較してうらやむ人も多い。また、「第2ボタン(を渡すの)は心臓に一番近いということなのかな」との推察を披露するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人

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