中国、香港の報道の自由度がともに後退、台湾は上昇―国境なき記者団

Record China    2012年1月27日(金) 22時3分

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25日、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)による2011年版「世界の報道自由度ランキング」によると、中国は179カ国中174位、香港は54位と、ともに前年を下回った。写真は南京の新聞スタンド。

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2012年1月25日、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)による2011年版「世界の報道自由度ランキング」によると、中国は179カ国中174位、香港は54位と、ともに前年を下回った。

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国境なき記者団は「中国当局は世論の締め付けや政府宣伝、ネット規制を強化している」「北京や上海駐在の外国人記者は安全部門にマークされ、政府は国外退去や記者ビザの取り消しをちらつかせて自己規制を迫り、『中国の安定』や『中国政府のイメージ』を損なう報道をしないよう求めている」と指摘。中国の人口の多さを考慮しながらも、「アラブの春を受けて、新疆やチベット、内モンゴルなどの少数民族地域で起こった抗議活動や騒乱を厳しく鎮圧している」と述べている。

香港は2010年の34位から54位へ順位を大きく落とした。これは香港で記者が逮捕、殴打される事件が起こり、記者の置かれる環境が急激に悪化したためで、香港政府の報道の自由に関する政策の変化が憂慮されている。台湾は前年の48位から46位に上昇した。

報道の自由トップはフィンランドで、2位はノルウェー、アフリカのカーボベルデ共和国が9位にランクインし、アフリカの国として初のトップ10入りを果たした。

ワースト10は上から順に、スーダン、イエメン、ベトナム、バーレーン、中国、イラン、シリア、トルクメニスタン、北朝鮮、最下位はエリトリアだった。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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