鳩山由紀夫元首相、北京師範大学のディスティングイッシュトプロフェッサーに―中国メディア

Record China    2018年3月16日(金) 12時30分

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15日、中国新聞網によると、鳩山由紀夫元首相は14日、北京師範大学のディスティングイッシュトプロフェッサーに就任し、「発展途上国修士項目」を学んでいる46人の学生を前に「指導力」と題した講演を行った。

2018年3月15日、中国新聞網によると、鳩山由紀夫元首相は14日、北京師範大学のディスティングイッシュトプロフェッサー(抜群教授)に就任し、「発展途上国修士項目」を学んでいる46人の学生を前に「指導力」と題した講演を行った。

鳩山元首相は講演で、「一帯一路の提唱のもと、日中両国が協力できる分野は多い」と指摘。「例えば気候変動の問題などで、双方は手を取り合って共に努力できる」とし、「石炭、エネルギー、植樹造林はいずれも協力できる分野だ」と語った。

また、「東アジア共同体構想と一帯一路は方向性が同じである」と表明。「経済発展は重要だが、戦争になったらすべてが烏有(うゆう)に帰す。したがって平和の方が経済発展より重要だ。これは至極当然のことだ」とも述べたという。

講演の主題である「指導力」について、鳩山元首相は「論語の中で、指導力で最も重要なのは『道』だと述べており、これが私の求めているものだ。私はこれまでずっと『友愛』の精神で『東アジア共同体』を作ることを望んできた。これが『道』であり、その中の自由や平等の思想も重要だ。祖父は『尊重し合い、理解し合い、助け合うように』と言っていたが、これをさらに広げて、支え合い、認め合うべきだと思う。また、論語で述べる『恕』、『仁』も友愛の精神と非常に近い」と語ったという。

記事によると、鳩山元首相は講演後に、北京師範大学の「発展途上国修士項目」の学生らと記念写真を撮り、交流を楽しんだ。キルギス共和国から来た学生は、「鳩山元首相が論語から恕、道、友愛、平和を引用し、自らの経験と努力を結び付けて、鳩山元首相の目に映る指導力を分かち合ったというのは、どの国の発展にとってもお手本となる」と感想を述べたという。(翻訳・編集/山中)

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