人民網日本語版 2018年3月15日(木) 11時20分
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中国の全国十大考古評議選出活動弁公室はこのほど、2017年度全国十大考古学新発見の前期評議結果を発表した。写真は山西襄汾陶寺遺跡で発見された扁壺朱書陶文。
中国の全国十大考古評議選出活動弁公室はこのほど、2017年度全国十大考古学新発見の前期評議結果を発表し、投票の結果、新疆維吾爾(ウイグル)自治区吉木乃通天洞遺跡、広西壮(チワン)族自治区隆安■懐洞(■は女へんに亜)遺跡、黒竜江省饒河小南山遺跡などがトップ26に入り、その中からトップ10が選ばれることが分かった。人民日報海外版が報じた。
選出された26項目には以下の特徴がある。
26項目が発見された地域を見ると、18省・自治区に分布されており、いろいろな場所から選出されていることが分かる。
年代を見ると、先史時代の考古学的発見の割合が最も高く、計9項目。その他は夏・商・周時代が6項目、秦・漢時代が3項目、宋・元・明が8項目だ。26項目中最も多い先史時代に続いたのが宋・元・明時代だ。
遺跡のジャンルを見ると、住居跡、古墳、城跡がメインで、特色にあふれたものも多い。近年、洞窟遺跡がたびたび選出されており、今回も3項目入っている。洞窟遺跡の地層が長期間にわたって堆積し、比較的良い状態で先史時代の人類の住居遺跡が残っているなどの特徴が、考古学研究の注目を集めていることを反映している。そのほか、江西省鷹潭龍虎山大上清宮遺跡は大型の道教宮観遺跡で、吉林省安図宝馬城には、金代皇家長白山神廟遺跡があり、重慶奉節南宋白帝城遺跡は、山に建設された防御体系が特徴だ。
発掘作業の性質を見ると、プロジェクトとして積極的に発掘されたものがほとんどで、プロジェクトも長年継続して実施されている。例えば、福建省明溪南山遺跡や陝西省西安秦漢櫟陽城遺跡、河南省洛陽東漢帝陵などの考古学調査・発掘は、数年間かけて行われているプロジェクトで、陝西省高陵楊官寨遺跡の発掘は10年以上続いている。
最終的に17年度全国十大考古学新発見を選出する評議会は4月9-11日まで北京で開催される。(編集KN)
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