<続報>北京大教授「香港人は犬野郎」発言を否定も、抗議デモが発生―香港

Record China    2012年1月24日(火) 1時20分

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22日、北京大学の孔慶東教授の香港人に対する過激な発言などが原因で、香港で数百人規模の抗議デモが行われた。写真は孔慶東教授。

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2012年1月22日、北京大学の孔慶東(コン・チンドン)教授の香港人に対する過激な発言などが原因で、香港で数百人規模の抗議デモが行われた。米国営ラジオ局ボイス・オブ・アメリカの報道を米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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抗議デモは、孔教授の「香港人は長年にわたって英国の犬だったが、現在もなお犬野郎だ」「中国人は中国語(標準語)を話す義務があり、わざと広東語しか話さない香港人はバカ野郎」などの暴言に対して行われた。これらは、ある中国のネット番組の中で発されたもの。先日、中国人観光客が香港の地下鉄車内で子どもに食事をとらせていた際にこれをとがめられ、香港人と口論が発生した事件についてコメントしたものだった。

デモに至った背景には、今回の孔教授の発言だけでなく、香港の高度な医療・教育制度を享受しようとする中国人妊婦による越境出産の急増や、中国人観光客にのみ店内撮影を許可する高級ブランド店の存在など、香港人の中国人に対する不満が以前からすでに鬱積していたことが挙げられている。

デモは、中国政府の駐香港連絡弁公室に向けても行われた。参加者の中には「この暴言の背景には中国政府高官が関与している可能性がある」と息巻く人々もいた。

一方、孔教授は「メディアが発言の一部分のみを取り上げたもので、自分は“香港人は犬野郎”などとは言っていない」と語り、さらに「なぜデモをするのかわからない。香港には言論の自由があるのではないのか」と話している。(翻訳・編集/HA)

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