傷ついたイヌワシが保護先の民家へ到着―四川省巴南区

Record China    2007年2月16日(金) 20時8分

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ケガをしているところを保護されたイヌワシ。イヌワシは、中国の国家一級保護動物に指定されている貴重な動物だ。冬の間、篤志の飼い主のもとで養生し、傷を癒すことになった。

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2007年2月16日、「藍翔(ランシアン)」と名付けられた国家一級保護動物のイヌワシが、四川省花萼(ホアエ)山の自然保護区の係員の手により、6時間もの長旅を経て、四川省万源市から巴南区小泉の一時的な飼い主の元へ届けられた。

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このイヌワシは、2006年12月24日に、万源市の路上で村民が手にしていたところを、たまたま通りかかった自然保護区の責任者・胡明珠(ホー・ミンジュウ)さんが見つけたもの。胡さんは、一目でその大きな鳥が国家一級保護動物のイヌワシだと気が付き、保護した。しかし、このイヌワシは左の翼に傷があり、自然界に戻しても厳しい寒さのため、傷が癒えにくいだろうと胡さんは判断。回復するまで一時的に飼育してくれる人を探していた。

重慶市のボランティア団体の協力を得て、キンシコウ(サルの一種)の赤ちゃんを自分の母乳育てた経験のある張小蓉(ジャン・シャオロン)さんが、一時的な飼い主として見つかった。張さんは、自宅の台所に新たに小屋を作ったほか、専門家の助言に従って止まり木となる木の枝を家の中に置くなどしている。張さんは、傷を負ったイヌワシが回復するまで、細心の注意を払いつつ世話を続けるという。レコードチャイナでも、貴重な野生生物であるイヌワシが一日も早く全快し、大空を羽ばたけるように願っている。

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