量子通信ネットワークが10年後には各世帯までカバーへ

配信日時:2018年3月14日(水) 5時0分
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全国政協委員、中国科学院院士の潘建偉氏は、「今後約10年間の取り組みで、量子通信ネットワークは各世帯を網羅する条件を整えることになると信じている」というビジョンを明らかにした。潘氏は、研究チームは量子通信技術の金融・行政・国防・電子情報などの分野での幅広い応用をさらに推進し、整った量子通信産業チェーンと次世代国家主権情報安全生態系を構築し、最終的に量子通信安全保障に基づく量子インターネットを構築すると表明した。科技日報が伝えた。

世界初の量子科学実験衛星「墨子号」は昨年、3つの科学目標を達成。世界に先駆けて1000キロ級の衛星・地球双方向量子もつれ配送と1000キロ級の高速量子鍵配送、1000キロ級の衛星・地球量子テレポーテーションを実現した。国家発展改革委員会(発改委)が立ち上げた世界初の長距離量子機密通信中堅ネットワーク「京滬幹線」が正式に開通した。京滬幹線は北京市と上海市を結び、済南市と合肥市を跨ぐ。全長は2000キロ以上で、全線のセキュアキーレートは20kbps以上。各世帯の量子鍵配送の需要を満たし、沿線の金融機関や政府部門などに安全性の高い量子機密通信事業を提供する。中国は京滬幹線と量子号の宇宙・地球リンクを結びつけ、オーストリアとの間で世界初の距離7600キロの大陸間量子鍵配送に成功した。また鍵を利用・共有することで、暗号化データ伝送と動画通信を実現した。

潘氏は、次のような研究計画を発表した。チームはさらに次世代衛星量子通信技術を発展させる。今後5年以内に中・高軌道量子通信衛星を開発し、24時間の衛星・地球量子通信および衛星間量子通信を実現し、かつ地上の都市部光ファイバー量子通信ネットワークとの切れ目なき連結を構築する。これによって事業化運行が可能な広域量子通信ネットワークサービスを初歩的に実現する。潘氏は、「我々は発改委の支持のもと、地上でより広範な光ファイバー量子通信ネットワークである、国家広域量子機密通信中堅ネットワークを構築中だ」とした。(編集YF)
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