日本のアニメが好きな中国人は「精神日本人」なのか?

Record China    2018年3月12日(月) 18時40分

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11日、中国で注目を集める「精神日本人」問題について、中国共産主義青年団が中国版ツイッターに「アニメや漫画が好きな人は『精日』か?」との文章を投稿した。資料写真。

2018年3月11日、中国で注目を集める「精神日本人(精日)」問題について、中国共産主義青年団(共青団)が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に「アニメ漫画が好きな人は『精日』か?」との文章を投稿した。これにネットユーザーから数多くのコメントが寄せられている。

文章はまず、「精日」について、「自身の民族をうらんで日本軍国主義を極端に崇拝する人物。精神的に自身を日本の軍国主義者と同じとみなす非日本国籍の者」と説明し、「日本軍の軍服でコスプレをしてみたり、抗日戦争の英雄を誹謗(ひぼう)するなどの行動が見られる」と紹介する。続けて「日本文化の愛好家と『精日』は全く異なる存在」と強調。「日本の漫画を見たり、日本料理を食べたりすることは個人の合法的な権利で、われわれが否定しているのはこうした行動ではない。『精日』には日本軍国主義に熱狂しているという明らかな特徴があり、自分の国や民族への侮辱の上に他国への興味を構築している。これは『興味』や『愛好』の範ちゅうを超えるものだ」と指摘し、「他国の優れた文化への関心が母国への愛を妨げないように、外国文化に対する興味を国家、民族侮辱の言い訳にしてはならない」などと論じた。

中国では先月、「精日」とされる人々が社会を騒がせる問題が立て続けに起き、今月始まった両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)出席者からも非難の声が相次いでいる。共青団の投稿にはさまざまなコメントが寄せられており、「よく言ってくれた!私は日本のドラマや漫画が好きだが、『精日』ではない」「これで他人の目を気にせず漫画が読める」「日本文化に触れて『精日』と言われるのなら…。子どものころにどれだけ多くの人がウルトラマンに夢中になったことだろう」などの書き込みも見られた。(翻訳・編集/野谷

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