2012年1月18日、東方早報によると、新華社や人民日報、中国中央電視台など、中国の主要メディア各社が次々に米ニューヨークに支局を開設あるいは強化している。市場獲得を図って、各社とも積極的な動きが見られるという。

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国営通信社・新華社は北米総局をタイムズスクエアのブロードウェーのビル最上階へ移転し、タイムズスクエアに18メートルもの大型電光掲示板による広告を出している。中国最大の英字紙チャイナデイリーもニューヨークでの業務を拡大し、ブロードウェーに事務所を移転。1983年に米国支局を開設した当時は、支局員はほんの数人だったが、現在は20人以上常駐させているという。

また、国営テレビ放送・中国中央電視台は米国での業務強化のためニューヨークなど複数の都市で記者62人を採用する予定。中国共産党機関紙・人民日報の傘下である人民網はエンパイアステートビルの30階に事務所を開設しており、各社ともソフトパワーを重視し、ロイターやCNNなどにも劣らない国際レベルのメディア構築を図ろうとする姿勢を強めている。（翻訳・編集/岡田）