同じ「精神日本人」なのに処罰が違うのはなぜか―中国メディア

Record China    2018年3月13日(火) 5時50分

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12日、現代快報は、「同じ『精神日本人』なのにどうして行政拘留になったり刑事拘留になったりするのか」とする記事を掲載した。資料写真。

2018年3月12日、現代快報は、「同じ『精神日本人』なのにどうして行政拘留になったり刑事拘留になったりするのか」とする記事を掲載した。

江蘇省南京市公安局は11日、微博アカウント上で「ネット上で『日本人にまた南京で虐殺させよ』との発言を拡散させた27歳の男について、同市の警察当局が刑事拘留した」と発表した。記事は「刑事拘留は、刑事事件としての手続きに入ることを意味する」と指摘している。

その一方で、先日同市内で旧日本軍の軍服を模した格好で写真を撮影しネット上に掲載した男2人と、ネット上で「南京大虐殺」の被害者を侮辱し同市の虐殺記念館で動画を撮影した上海在住の男が、上海市、南京市の警察当局からそれぞれ行政拘留処分を受けた。記事は「どうして今回だけは刑事拘留が科されたのか」と疑問を提起した。

記事によると、南京市警察当局の関係者は「刑事拘留としたのは、情状の重さ考えてのこと。男は1回だけにとどまらず、より過激な発言を行っていたため、情状が重いと判断した」と語ったという。江蘇三法律事務所の専門家も「警察の通知を見る限り、今回の件は先日よりも情状が重く、故意騒乱罪の疑いがあると判断したようだ」との見方を示している。

また、南京大学法学院の孫国祥(スン・グオシアン)教授は「行政拘留は行政罰の1つだが、刑事拘留は刑事上の強制措置。公安機関の捜査が終了後、起訴を経て裁判という手続きが踏まれる可能性がある」と解説した。(翻訳・編集/川尻

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