中国、「ジャイアントパンダ国家公園」建設へ=米イエローストーン国立公園の3倍規模―スペイン紙

Record China    2018年3月12日(月) 14時20分

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10日、中国は、米イエローストーン国立公園の3倍の広さに相当する、2万7000平方メートル規模の巨大な「ジャイアントパンダ国家公園」を建設する計画だという。写真はパンダ。

2018年3月10日、中国メディアの参考消息網によると、スペイン紙ラ・バングアルディアは9日、中国が、米イエローストーン国立公園の3倍の広さに相当する2万7000平方メートル規模の巨大な「ジャイアントパンダ国家公園」の建設を計画していると報じた。

記事によると、ジャイアントパンダ国家公園の建設には約1億7000万元(約28億6700万円)が投じられる。既存のパンダ自然保護区67カ所すべてをカバーする規模で、パンダ以外の野生動物8000種も生存できる環境が得られるほか、地域住民の生活向上にもつながるという。17万人が貧困状態から脱却できることが見込まれているという。

記事によると、パンダは中国政府の保護により生息数を増やしており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも「絶滅危惧種」から「危急種」に引き下げられた。一方で、今後数十年内に起こる気候変動により生息に必要な竹林地帯の3分の1が失われることが多くの研究から明らかになっているとのこと。

記事は、パンダは現在、四川省や陝西省、甘粛省の山間部に生息しているが、生息地は分散しているため繁殖が難しく、パンダの繁殖率が低いことや生息地の減少も加わり、生息数はいずれ再び減少に転じることが予測されていると伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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