中国の男女比、年々改善もいまだに男児望む傾向に?

Record China    2018年3月13日(火) 9時50分

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10日、中国紙の新京報は、中国人は男児を出産したがる傾向がいまだに強いと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

2018年3月10日、中国紙の新京報は、中国人は男児を出産したがる傾向がいまだに強いと伝えた。

記事は、「世界経済フォーラムが発表した2017年世界男女格差指数によると、女性の健康と生存率で中国は144のエコノミーのうち最下位だった」と指摘した。このうち、出生時の性別比では、中国は深刻な不均衡状態が長期間にわたって続いているという。

記事は、国家統計局が公表している出生時の男女比も紹介しているが、それによると年々不均衡は改善されているものの、15年時点での出生時男女比は、女児100人に対して男児113.51人となっている。

これに対し、中国のネットユーザーから「これは子孫が代々家を受け継ぐべきという伝統的な価値観ゆえだな。口では女の子がいいと言っていても、やっぱり男の子を欲しがる」「そう、これが中国人の考え方だ。家庭には必ず男の子がいなければならない。息子は老人の命綱だ。それに女の子もいたらと願う。年を取ったら介護してくれるから」などのコメントが寄せられた。

また、「いまだに男尊女卑とは、どうしようもないな」「思想的に遅れている人はみんな男尊女卑の考えを持っている」「中国南部は北部以上に男尊女卑」という意見もあり、多くのユーザーが男尊女卑と関係があると考えているようだ。

一方で、「女の子の方がいいと思う。男の子が生まれたら、あとで家と車を買ってあげて貯金も残さなければと考えると疲れる」という意見もあった。(翻訳・編集/山中)

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