拡大
17日、中国国家統計局は、都市人口が6億9080万人を突破し、総人口13億人に占める割合が51.3%になったと発表した。写真は昨年2月、春節(旧正月)の里帰りから都会へ戻る出稼ぎ労働者たち。
(1 / 8 枚)
2012年1月17日、中国の経済系ニュースサイト・中国経済網に中国国家統計局の中国都市人口が6億9080万人を突破し、総人口13億人に占める割合が51.3%になったとの発表が掲載された。
【その他の写真】
この数字は都市定住人口がはじめて農村人口を超えたことを意味している。2011年だけで2100万人が農村から都市に移動した。その大部分は“農民工”とよばれる労働者だ。英BBCは、これは中国における都市化プロセスの質的な飛躍であり、中国の社会発展における画期的な大事件であると評価する。数千年来、中国の歴史において農村人口は総人口の大多数を占めてきた。
農村人口の都市への大規模な移動については、2011年4月に発表された第6回国勢調査の結果でも明らかになっていた。大量の“農民工”が中国東南部の沿岸都市に定住したことで、ここ10年で都市定住人口は14%も急増している。これまでは戸籍を基準にした統計だったが、今回初めて農村戸籍を持ちながら都市に定住する“農民工”を初めて都市人口に算入した。
これについて、南開大学人口発展研究センターの李建民(リー・ジエンミン)主任は「都市化はあらがえない潮流になっており、今後20年以内に中国の都市人口の比率は75%まで上昇する」と予測した上で、資源の枯渇や環境破壊への懸念を示した。(翻訳・編集/渡邊英子)
Record China
2011/12/22
Record China
2011/8/5
Record China
2010/12/16
Record China
2010/8/2
Record China
2010/7/5