2012年1月16日、中国江蘇網は、北朝鮮に留学経験のある中国人学生の回想録を掲載した。

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北京大学朝鮮語学部卒業生の白瀟●（＝ころもへんに韋、バイ・シャオイー）さん。大学在籍中の2005年、政府の留学プロジェクトに応募し、北朝鮮・平壌市に短期留学したという。期間は約1年。そこで北朝鮮の不思議な姿を多く見たという。行動の制限はなく、自由に街中を歩き回れたという。あちらこちらに「打倒米帝」のスローガンが貼ってありましたと白さんは当時を振り返った。

中でも驚いたのは授業で学んだ北朝鮮の歴史。「人類は朝鮮半島で誕生した」と書いてあったという。ほかにも「偉大な領袖の誕生記」というテキストでは、金日成生誕前に不可思議な自然現象が観測されたことや、塹壕戦や地雷戦などの戦術は金日成が発明したなどの話が書かれていた。

さて、留学を終えて帰国した白さん。インターネットも携帯電話もない1年間を経て帰国した中国はなにやら別世界のように感じられたという。友達に帰国のあいさつの携帯メールを打とうとしたが、しばらくの間、どうやって入力すればいいかすら忘れていたという。（翻訳・編集/KT）