中国が洋酒の消費大国に、ニセ高級酒も急増―米メディア

Record China    2012年1月19日(木) 9時7分

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15日、経済成長の続く中国で洋酒が高級品の一つとして人気が高まっているが、消費が増えるにつれてニセ高級酒の市場も急速に拡大している。写真は11年8月、重慶市当局が公開した四川省などで押収したニセ高級酒。

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2012年1月15日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ (VOA)中国語サイトによると、経済成長の続く中国で洋酒が高級品の一つとして人気が高まっているが、消費が増えるにつれて高級酒の偽物、模造酒の市場が急速に拡大している。

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ワイン・スピリッツ国際見本市(Vinexpo)と英酒類調査会社IWSR(International Wine and Spirit Research)が年次報告書を発表し、2011年に英国に代わって中国が酒類の5番目の消費大国になったことを明らかにした。中国は2011年に本土と香港を合わせて19億本の酒を消費しており、2011〜2015年に消費がさらに54.3%増加する見込みだという。

中国市場で人気が高い洋酒は、ウォッカやウイスキーのシーバス、ブランデーのマーテル、ヘネシーなど。ワインの人気も高く、元NBA(米プロバスケットボール)選手の姚明ヤオ・ミン)氏がカリフォルニアに醸造会社を設立したこともワイン人気を反映している。

しかし、その一方で模造酒の市場も拡大している。最も多いのが本物の瓶に模造酒を入れて販売するケースで、専門の密造グループが模造酒を売りさばくために高級酒の空瓶を集めていると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。英オークションハウス、クリスティーズは中国で酒類のテイスティング会を行うと、会が終わった後で空瓶はすべて破壊して密造市場へ出回らないようにしているという。(翻訳・編集/岡田)

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