本当は優しい?怒鳴りながら料理講座をする料理人の動画が話題―中国

人民網日本語版    2018年3月12日(月) 19時0分

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料理人が大声でレシピを読み上げながら、やや荒っぽく料理講座をする様子を収めた動画が話題を呼んでいる。

若い料理人が大声でレシピを読み上げながら、やや荒っぽく料理講座をする様子を収めた動画が話題を呼んでいる。動画の登場人物は湖南省岳陽市出身の料理人・易卓(イー・ジュオ)さんだ。撮影された動画中から聞こえる湖南方言や怒鳴っているような速い話し方がネットユーザーたちから人気で、レシピを怒鳴るように教えるという意味の「喊菜」という言葉から、「喊菜兄さん」の愛称で親しまれている。多くのネットユーザーは動画を見終わった後、「ちゃんと学ぶから、もう怒らないで」と冗談交じりにコメントしている。

易卓さんはすでに10年の調理経験があるという。このようなやや荒っぽいスタイルについて、「撮影の時間は限られているため、早口にしようとすると自然と声が大きくなり、このようなスタイルが生まれた。実際、自分は動画中のような荒っぽい性格ではない」と説明した。

動画中の皿や包丁をテーブルに叩きつける行為については「『数分で作れる』、『たったこれだけ』、『見ればすぐできる』ということを強調し、料理は難しくないということを知り、楽しく料理を学んで欲しいという思いの表れ」と話した。また、ネットユーザーからのコメントで最も多い「ちゃんと学ぶから、もう怒らないで」については、「実際は怒っているわけではない。去年の年末、家族が動画のことをネット上で知ったときも驚いていた。動画中の自分は普段通りユーモラスだが、声が大きいせいでまるですごく怒っているかのように見えたそうだ。普段の自分は非常に温厚な性格だ」と笑いながら話した。

■17秒間の動画制作にかける時間は3時間

現在、易卓さんはほぼ毎日昼の12時ちょうどに、あるライブ配信プラットフォーム上に料理を作る様子を撮影した動画をアップしている。多くが17秒の動画だ。17秒間と短い動画だが、どの動画も平均3時間の時間をかけて制作している。

動画を制作するために、易卓さんは毎朝7時に食材を買いに行き、下ごしらえまで済ませる。その後、1時間かけて調理と撮影を行う。通常この全過程を彼一人で行っている。撮影時は片手にスマートフォンを持ち、片手で操作する。易卓さんは、「撮影中に誤って画面を消してしまったり、スマホが動かなくなった時はやむなく撮り直している。多い時は4、5回撮り直したこともある」と話した。

易卓さんは現在、あるライブ配信プラットフォームにて300件以上の動画をすでに投稿している。家庭料理やお菓子、調味料の調合まで、ジャンルは多種多様。その多くが易卓さんの得意とする湖南料理だ。

易卓さんの動画へのコメント数は数万件に上ることもあり、易卓さんはコメントの返信を通じてネットユーザーたちとの交流も行う。ネットユーザーたちのリクエストに応えて新しい料理を学び動画を投稿することもある。しかし、ネットユーザーに頼まれればなんでも作るというわけではなく、「自分で再現した際に、上手に完成させられる料理かどうか」を考慮しているという。

春節(旧正月、今年は2月16日)後、易卓さんはレストランでの料理人の仕事を辞めた。これからは動画制作に全力を注ぎたいと話している。(編集TK)

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