中国の民間空港の7割超が赤字=高速鉄道の影響も―2011年

Record China    2012年1月16日(月) 7時10分

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中国の民間空港180カ所のうち、2011年は135カ所が赤字だったことが分かった。写真は昆明の国際空港。

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2012年1月8日、中国民用航空局の李家祥(リー・ジアシアン)局長は、中国の民間空港180カ所のうち、11年は135カ所が赤字で、赤字額は16億8000万元(約201億6000万円)に達したことを明かした。13日付でシンガポールの華字紙・聯合早報(電子版)が伝えた。

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中国には現在、180カ所の民間空港があり、約1万7000カ所の米国に次いで世界第2の航空市場となっている。今後、「十二五(第12次5カ年計画、2011〜2015年)」期間中にさらに民間空港60カ所を新設する予定だ。

7割を超す民間空港が赤字を出した原因について、中国紙・新京報は10日、多くの専門家が中国の民間航空業界の不均衡を指摘していると報じた。成熟したハブ空港は支線を充実させることによって幹線の利用客を集客するが、支線の利益が低いため、大型航空会社は支線市場の育成を怠りがちになり、北京や上海広州など大空港への路線増設に走りやすい。また、高速鉄道網とバッティングし、東部沿海地区の顧客の奪い合いを招いているという。(翻訳・編集/HA)

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