李明博元大統領に出頭要請、「韓国大統領の悲劇」再び?―中国メディア

Record China    2018年3月7日(水) 13時20分

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6日、中国青年報は、収賄疑惑などが持たれている韓国の李明博元大統領に対し、検察が出頭を要請したことに関連し、韓国の歴代大統領が悲惨な末路を迎える「青瓦台の悲劇」が「また繰り返されるのか」と伝えている。写真は韓国大統領府(青瓦台)。

2018年3月6日、中国青年報は、収賄疑惑などが持たれている韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領に対し、検察が出頭を要請したことに関連し、韓国の歴代大統領が悲惨な末路を迎える「青瓦台(大統領府)の悲劇」が「また繰り返されるのか」と伝えている。

韓国メディアによると、韓国のソウル中央地検は6日、李元大統領に対し、巨額収賄の容疑者として取り調べるため、14日に出頭するよう要請した。検察関係者は「実体的な真実を、透明性を確保しながら効率的に究明するためには李元大統領の捜査が欠かせない」と説明したという。

報道によると、検察は、李氏が大統領在任中に韓国の情報機関・国家情報院から多額の秘密資金「特殊活動費」を受け取ったとされる疑惑や、李氏が設立に関与したとされる自動車部品メーカー「ダース」が投資資金を回収する際、大統領府などの国家機関を介入させた疑惑などについても捜査を進めていた。これに対し、李氏は容疑を否認し、捜査について「政治的報復」と反発していた。

中国青年報はこうした報道を伝えた上で、「韓国の歴代大統領が職を退いた後に『何事もなかった』ケースはまれだ」とし、政治ウォッチャーの間で「青瓦台の悲劇」と呼ばれていると指摘。初代大統領の李承晩(イ・スンマン)氏は辞任に追い込まれハワイへ亡命し5年後に客死したこと、続く尹ボ善(ユン・ボソン)氏は就任1年余りでクーデターにより辞任し、朴正煕(パク・チョンヒ)氏は暗殺され、崔圭夏(チェ・ギュハ)氏は軍事クーデターに遭い、全斗煥(チョン・ドファン)氏と盧泰愚(ノ・テウ)氏は収監され、就任当初は清廉さなどが高く評価された盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏は朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長から政治資金を受け取った疑惑で検察の調査を受けている最中、飛び降り自殺し、また先ごろは朴槿恵(パク・クネ)前大統領が前任者の轍(てつ)を踏んだことなどを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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