日本の取締船が台湾漁船に放水、台湾外交部長「友好に傷」―中国メディア

Record China    2018年3月6日(火) 21時10分

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6日、台湾の漁船が八重山諸島沖で日本の水産庁の漁業取締船から放水され追跡されたことを受け、台湾の呉ショウ燮外交部長は「日本の法執行は行き過ぎだった」とし、「日台間の友好を傷つける」と再発防止を呼び掛けた。資料写真。

2018年3月6日、中国メディアの観察者網によると、台湾の漁船が八重山諸島沖で3日と4日の2回、日本の水産庁の漁業取締船から放水され追跡されたことを受け、台湾の外交部は「日本側に行き過ぎた法執行があった」と抗議した。呉ショウ燮外交部長(外相)も6日、「日本の法執行は行き過ぎだった」とし、「日台間の友好を傷つける」と再発防止を呼び掛けた。

中国メディアの環球網が5日、台湾メディアの報道を引用して伝えたところによると、台湾東部、宜蘭県蘇澳の漁船「東半球28号」は先月28日、特定漁業船として蘇澳を出港し、3日午前、台日漁業取り決めの適用水域外約10カイリ(約18.5キロ)で日本の水産庁の取締船に追跡された。船舶監視システム(VMS)の情報によると、船は直線に航行していたと推定される。操業の有無については漁業署が調査中で、日本側にも具体的証拠の提供を依頼し、違法操業が判明すれば厳しく罰するとした。

同漁船は4日には遊漁船として出港し、同日午前7時、台湾が主張する暫定執法線を越えたが、与那国島西側の日台双方が排他的経済水域(EEZ)を主張する海域内で、日本の領海には入っていなかった。漁業署は、同海域は台日漁業取り決めの適用水域でないことから、台湾側は操業できると主張。日本側が台湾漁船を追跡し、放水などの妨害行為をしたことについて、外交ルートを通じて抗議するとしていた。(翻訳・編集/柳川)

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