日本を参考に導入した女性専用車両が「男性でいっぱい」、法的拘束力なく「マナーと道徳の問題」―中国

配信日時:2018年3月7日(水) 13時50分
日本を参考に導入した女性専用車両が「男性でいっぱい」―中国
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5日、中国メディアの観察者網は、「広州の地下鉄の女性専用車両が男性でいっぱいだと米メディアに報じられた」と伝えた。資料写真。
2018年3月5日、中国メディアの観察者網は、「広州の地下鉄の女性専用車両が男性でいっぱいだと米メディアに報じられた」と伝えた。

記事は、「女性を痴漢行為から守るため、わが国でも深セン、広州などでは日本などを参考にして昨年6月から地下鉄の女性専用車両の運用を始めた」と紹介。しかし、「多くの男性が表示を無視して女性専用車両に乗り込み、形骸化している。この問題は中国メディアでも取り上げられたが問題解決には至っていない」と指摘した。

記事によると、この件は米国メディアの目にも留まり報道されてしまったという。ニューヨークタイムズ紙は3月4日、広州の地下鉄の現状について、「ラッシュ時には満員電車となる中で、女性を守るために女性専用車両ができたものの、この車両に女性は入れず、男性であふれている」と伝えたという。

ニューヨークタイムズは、28歳の銀行員の女性の声を紹介し、「彼らは何もわかっていない。基本的に男たちはみんな(女性専用車両に)乗ろうとする」と語ったと伝えた。この女性はまた、「以前は係員がここは女性専用車両だと警告していたが、誰も聞く耳を持たなかった。今では誰も管理していない。本当に非文明的」とも述べたという。

記事は、「昨年7月にも北京青年報の記者が取材した際、女性専用車両内の乗客38人のうち、26人が男性だったと報じていた」ことも紹介。同紙は「ラッシュ時には乗降客の多い大きな駅では、往々にして女性が女性専用車両に入れなくなっている」と伝えていた。

この件について観察者網の記者が広州地下鉄の広報部へ問い合わせたところ、「ラッシュ時であろうとそうでなかろうと、男性が女性専用車両に入っても法律上の規定はない」との回答があったという。記事は、「これは日本も同様で、法的な拘束力はない」と紹介し、JRや地下鉄側も「マナーと道徳の問題」としていると伝えた。(翻訳・編集/山中)
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