「世界で最も醜い建造物」に専門家が反論、「注目を集めること自体が成功の証」―中国

Record China    2012年1月11日(水) 10時45分

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10日、米CNN傘下のアジア旅行情報サイト・CNNGoが発表した「世界で最も醜い10大建造物」に中国から遼寧省瀋陽市のオフィスビル「方圓大厦」が選ばれたことについて、中国の専門家が反論した。写真が方圓大厦。

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2012年1月10日、中国新聞網によれば、米ニュース専門局CNN傘下のアジア旅行情報サイト・CNNGoが発表した「世界で最も醜い10大建造物(10 of the world’s ugliest buildings)」に中国から遼寧省瀋陽市のオフィスビル「方圓大厦」が選ばれたことについて、中国の専門家が反論した。

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方圓大厦には日本から伊藤忠商事や、韓国のSK社、米国ハネウェル社、ドイツのティッセンクルップ社など国際的な大企業20社余りがすでに入居しており、地元金融エリアのランドマーク的存在。ところが、ランキングでは北朝鮮の平壤柳京ホテルやドバイのアトランティス・ザ・パームホテルなどと同列にされ、東西の建築様式を融合させたデザインも「全くちぐはぐだ」と酷評されてしまった。

これに対し、瀋陽市建築設計院の趙宇(ジャオ・ユー)副院長は「建築美もファッションの流行と同じで時間とともに変わっていくし、人の審美眼も時代に合わせて変わるものだ」とし、「21世紀初めに建てられたこの建物が、いまだにこれほど注目を集めているということ自体、この作品が成功だったいうことを説明している」と胸を張った。

方圓大厦は建築総面積4万8000平方メートル、高さ99.75メートル。中国の古代貨幣をモチーフにした斬新なデザインをとっている。(翻訳・編集/岡田)

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