中国は2035年に向け率先してスマート車両強国を建設―中国メディア

人民網日本語版    2018年3月7日(水) 14時20分

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中国初のスマートネット接続車による開放道路での路上テストナンバーが2月28日に、上海市で支給された。写真は「微信小程序」が搭載されたスマート車。

中国初のスマートネット接続車による開放道路での路上テストナンバーが2月28日に、上海市で支給された。これは中国のスマートネット接続車が閉鎖されたテストエリアを出て、正式に路上テストの段階に入ったことを意味する。上海汽車集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)と上海蔚来汽車有限公司が第1陣として、路上テストの資格を得た。

道路交通の実情と第3者機関の関連道路に対する評価によると、上海市は嘉定区で安全性の高い5.6キロの道路を、第1段階スマートネット接続車路上テスト開放道路に指定した。

上海市が同日発表した「上海市スマートネット接続車路上テスト管理方法(試行)」において、路上テスト車は「人間による運転」と「自動運転」の2種類のモデルを持ち、かついかなる状況下であっても車両を直ちに「人間による運転」に切り替えられるようにしなければならないとしている。

また、中国初のスマートネット接続車総合性模範応用エリアである国家スマートネット接続車(上海)試行模範エリアの建設にも、大きな成果があげている。模範エリアの封鎖テストエリアでは2017年に、延べ300日間の現場テスト、延べ500回の来訪・交流、延べ30数日間のスマートネット接続車レース及び業界活動が行われた。

中国工業情報化部は昨年6月、スマートネット接続車は自動車産業の未来を手にするための戦略的な要衝であり、中国自動車産業のモデルチェンジ・アップグレード、「大」から「強」への移り変わりにおける重要な突破口だと指摘した。

また、中国スマートネット接続車産業革新連盟が昨年6月、北京市で設立した。推計によると、昨年の中国の自動車スマートネット接続の市場規模は584億ドルに達しており、2020年までは年平均23%の成長率で1097億ドルに達する見通しだ。

北京市は今年1月、初の自動運転テスト道路を亦荘に設置することを発表した。中国国家発展改革委員会は同月、「スマート車革新発展戦略」意見募集稿を発表し、自動車と各業界の深い融合を促し、中国標準のスマート車両の発展を共に促し、世界スマート車両強国になると表明した。意見募集稿は、スマート車両が新車に占める割合を2020年までに50%にし、2035年までにスマート車両強国になると明確にしている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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