<レコチャ広場>今の米国は見れば見るほど社会主義国に思える―中国

Record China    2012年1月10日(火) 21時59分

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9日、中国のエンジニアでエコノミストの汪華斌氏は自身のブログに「米国、見れば見るほど社会主義に思える」と題した記事を掲載した。写真はワシントン。

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2012年1月9日、中国のエンジニアでエコノミストの汪華斌(ワン・ホアビン)氏は「米国、見れば見るほど社会主義に思える」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその概要。

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今日、米国人の友人たちと話しているうちに、「今の米国は社会主義の国のようだ」という話題になった。これは私1人だけでなく、多くの人が抱いている印象だと思う。そこで友人たちに「当初あれだけ共産党に反対していた米国が、今になって社会主義路線を歩んでいるのは何が原因なのか?」と尋ねてみた。米国人の彼らは「18世紀に生まれた共産主義は、金持ちたちの富を分配することで平等な社会をつくろうとしていた。でも、当時の金持ちはすなわち権力者であり、自己の財産や生命の危険が生じる革命など認めるはずがなかった」と説明した。

そんな西洋国家も社会改革は必要だった。ただし、この改革は人間の本質的欲求によるもので、その途中で資産階級は表舞台から徐々に姿を消し、その結果、平等な社会に近づいていった。「生きる権利」の前では金持ちも貧乏人も平等だ。その中身を改善していくのは政府の責任。これが今の西側社会だ。

金持ちが不当な手段で富を得るならば、政府は法律でこれを制すればよい。正当な手段で得た富は納税で社会に貢献させればよい。自由競争国家の政府の主な役割は貧しい人を助けることだ。こうして政府が社会の格差をなくすことで、さらに社会主義化が進んでいくのだ。それに比べて、われわれ東側の社会主義はどうだ?一部の古い資産階級を打倒したが、すぐに新しい資産階級が生まれた。利益という誘惑の下、誰も貧乏に逆戻りはしたくない。そこでそれぞれが自分勝手な改革に乗りだしている。社会主義国家なのに統一した改革の方向が示されない。だから共産主義には進むべき道がないような感覚にとらわれるのだ。もう世界は共産主義を恐れてはいない。

私は子供の頃から毛沢東思想の教育を受けている、共産主義傾倒者だ。革命は命がけの闘争であり、資産階級は打倒して彼らの富ははく奪すべきだと教えられた。西側社会がこれほど自然に改革を成し遂げ、すべての人が富を得る権利を手にするとは思ってもみなかった。西側社会が宗教の存在を許し、共産主義の存在を許さなかった理由が分かった。そして、われわれの社会が二度と共産主義をうたわなくなった理由も今になってやっと分かった。気づくのがあまりにも遅かった。(翻訳・編集/本郷)

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