2011年の災害による死者、1990年以降最少―中国

Record China    2012年1月10日(火) 9時13分

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8日、2011年の中国の気候は温暖と乾燥という特徴を示した。災害による死者は1990年以降で最も少なかった。写真は11年8月、洪水に見舞われた四川省広安市。

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2012年1月8日、新華ネットの報道によると、2011年の中国の気候は温暖と乾燥という特徴を示した。年間の高温日数は1961年以降で2番目に多く、高温事件が頻発したが、低温事故は減少した。災害による死者は1990年以降で最も少なかった。中国気象局が6日、「中国の気候公報」を発表して明らかにした。

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公報によると、全体的にみると、昨年の気象災害は正常範囲内で、被害は例年より若干軽かった。初歩統計によると、昨年の主な気象災害による直接的経済損失は3030億元(約3兆6360億円)、災害による死者(行方不明者を含む)は1049人、被災面積は3247万ヘクタールだった。1990年から2010年までの平均値と比べると、直接的経済損失は大幅に増えているが、死者の数と被災面積は1990年以降で最も少なかった。

国家気候センターの宋連春(ソン・リエンチュン)主任は次のように指摘している。全体的にみると、昨年の中国の気候は、温暖と乾燥という特徴を示した。全国の平均気温は摂氏9.3度で例年より0.5度高く、1997年以降15年連続で温暖となっている。冬の気温は低く、春・夏・秋は高かった。

「公報」によると、昨年の全国の平均降水量は、例年より9.1%少ない556.8ミリで、1951年以降で最も少なかった。湖南省・貴州省・江西省・広東省・福建省・吉林省など21の一級行政区では降水量が少なく、北京市や陝西省など10の一級行政区では降水量が多かった。(編集/TF)

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