トランプ米大統領の鉄鋼・アルミ高関税、中国より韓国など同盟国に大きな打撃―韓国メディア

Record China    2018年3月5日(月) 8時20分

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3日、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入品に高い関税を課すことを発表したことについて、米国内では「米国の最大の貿易赤字国である中国ではなく、韓国やカナダなどの同盟国に大きな打撃を与える」との指摘が相次いでいるという。資料写真。

2018年3月3日、韓国KBSワールドラジオの中国語版サイトは、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入品に高い関税を課すことを発表したことについて、「米国の最大の貿易赤字国である中国ではなく、韓国やカナダなどの同盟国に大きな打撃を与えるとの指摘が米国内で相次いでいる」と伝えている。

記事によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は2日、トランプ大統領が輸入鉄鋼については25%、アルミニウムについては10%の関税をそれぞれ課すとしたことについて、「中国は米国の最大の貿易赤字国だ。トランプ大統領の貿易報復措置の主な攻撃対象は中国であるべきだ。だが高額の関税を払うのは中国ではなく、中国が受ける打撃は大きくない」と伝えた。

WSJが明らかにした米商務省の資料によると、昨年1月から9月までの期間、米国への鉄鋼輸出が最も多かったのはカナダで、ブラジルと韓国がそれに続いた。中国は08年に米国へ27億ドル(約2854億円)分の鉄鋼製品を輸出したが、その後の関税措置で、昨年は6億3000万ドル(約666億円)分にすぎないという。

米紙ニューヨーク・タイムズも、トランプ大統領の関税政策について、最大の「勝者」は米国の鉄鋼・アルミメーカーであり、鉄鋼やアルミニウムを生産に投入する自動車、航空、重機などの企業は「敗者」になると指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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