中国、三、四線都市で映画館に行く人が急増中

人民網日本語版    2018年3月3日(土) 0時0分

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2月14日、映画のポスターの前で、春節期間中に農村を巡回して上映する予定の映画と上映時間を説明する広西壮(チワン)族自治区寧明県峙浪郷の「愛民固辺映画放映隊」の韋柯隊長(写真一番左、撮影・周貽剛)

中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局の最新の統計によると、今年の春節(旧正月)期間中(2月16-21日)の中国全土の映画興行収入が前年同期比68%増の56億9400万元(約968億円)、動員数が同比60%増の1億4300万人に達した。中でも、大都市から三、四都市に帰省して家族と一緒に映画を見に行く若者たちが増加し、それが春節の新たな「恒例行事」になり、興行収入を引き上げる重要な要素となった。

近年、中国の映画市場が急成長しているのに伴い、三、四線都市の興行収入も急増。それらの都市の若者の文化・娯楽の「硬直的需要」(値段の影響を受けにくい需要)を反映している。

業界関係者は、十分な時間と文化消費能力を有する三、四線とその以下の都市の住民が増加しており、中国の文化・娯楽の消費において、新勢力、文化・娯楽関係企業が争奪戦を繰り広げるターゲットになっていると分析している。映画市場が過去数年の間に急発展し、すでにほぼ飽和状態になっている一、二線都市と比べると、三、四線都市の同市場にはまだ大きなポテンシャルが残っており、今後文化消費が一層成長すると予想されている。

今年2月の時点で、中国全土には映画館が9914館あり、スクリーン数は5万3824スクリーンに達している。また、地方都市のスクリーンが増加しており、数の面で少しずつ大都市に近付いている。そして、現在、県級都市の映画館やスクリーンの数が、全国の総数の49%と38%になっている。中国の一層多くの地方都市でも映画館に映画を見に行く人が増えており、一、二線都市がメインという状況は過去のものとなっている。(編集KN)

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