2012年1月4日、ドイツの再保険大手ミュンヘン再保険グループは、2011年の自然災害による経済的損失は全世界で3800億ドル（約29兆3000億円）に上ったと報じた。新華社通信（電子版）が伝えた。

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2005年の2200億ドル（約16兆9000億円）を抜いて過去最高。3月の東日本大震災と2月のニュージーランド・カンタベリー大地震の影響が大きかった。東日本大震災と津波による死者は約1万6000人で、それによる経済的損失は2100億（約16兆1000億円）ドルに上り、2011年で最も損失額が高い自然災害となった。昨年、アジアの自然災害による経済的損失は全世界の70％を占めた。

このほか、昨年の自然災害に対する保険金の支払額は1050億ドル（約8兆600億円）に上り、過去最高だった2005年の1010億ドル（約7兆7800億円）を抜いた。（翻訳・編集/NN）