中国が台湾製品の関税引き下げを発表、94%が関税ゼロに

Record China    2012年1月7日(土) 9時40分

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5日、新華ネットの報道によると、中国国務院台湾弁公室の楊毅報道官は定例記者会見で、台湾製品にかけられる関税の早期引き下げを発表した。写真は11年5月、福建省福州市で行われた「ECFA実務討論会」。

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2012年1月5日、新華ネットの報道によると、中国国務院台湾弁公室の楊毅(ヤン・イー)報道官は2011年12月28日の定例記者会見で、両岸経済協力枠組み協定(ECFA)の規定に従い、「製品貿易アーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)」に盛り込まれた製品が2012年1月1日から第2段階引き下げに入ると述べた。

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楊報道官は次のように述べた。これはECFAのモノ貿易アーリーハーベスト実施段階で、中国が台湾から輸入する製品の関税引き下げのうち、引き下げ幅が最も大きく、対象製品が最も幅広いものとなる。その時点で、現行税率が15%以上の30品目の関税が5%に引き下げられるほか、アーリーハーベスト製品全体の94%を超える製品について関税がいずれもゼロになる。類別でみると、中国が台湾から輸入する冶金、医療、機器計器および自動車付属品のすべての製品の関税がゼロになり、農産物、軽工業、化学、繊維、電子および機械など他の類別の大部分の製品の関税もゼロになる。

楊報道官は、今回の関税引き下げが順調に実施され、中台の企業が今回の引き下げを通じて恩恵を受けられるようにするため、中国の関係官庁は予定より早く、輸出入税則(関税率表)の適時な見直しを含めた十分な準備を整えていると述べた。

ECFAアーリーハーベスト・リストに基づき、双方は計画実施後2年を超えない期間内に、3段階に分けて対象製品の関税ゼロを実現することになっている。モノ貿易面で、中国は台湾原産の539の製品について引き下げを実施する。

楊報道官はさらに、質問に答え次のように述べた。海峡両岸旅遊交流協会と台湾海峡両岸観光旅遊協会が個人旅行実験都市の拡大範囲について密接な連絡と意思疎通を続けている。両岸関係が引き続き現在の良好な発展の勢いを保ち、よりよい観光環境が整うかぎり、中国住民の台湾個人旅行の実験都市はもっと多く次々に開放されるだろう。記者会見の終わりに、楊報道官は台湾同胞に新年の祝福を送った。(編集/内山

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