北京冬季五輪、IOCの「新基準」を採用へ―中国メディア

人民網日本語版    2018年3月2日(金) 15時40分

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2018年平昌冬季五輪の閉会式で、22年冬季五輪の開催地・北京をPRする演出「北京の8分」が行われ、世界の人々を北京に招待した。

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2018年平昌冬季五輪の閉会式で、22年冬季五輪の開催地・北京をPRする演出「北京の8分」が行われ、世界の人々を北京に招待した。

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2018年韓国平昌冬季五輪が閉幕し、今後の冬季五輪のスポットライトが北京へと正式に移された。国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど、五輪開催地の負担を軽減しながらも収益があり、持続可能な「新基準」を発表した。IOCの声明によると、新基準は北京冬季五輪から採用されるという。

17年8月26日、北京冬季五輪組織委のオフィスエリアが設置される首鋼北京パークを視察したIOCのバッハ会長は、「組織委のオフィスエリアが設置されることで、古い工業エリアの跡地に新たな活気をもたらす。工業エリアの跡地にシンボル的施設を建築するというコンセプトは、世界的にも最先端で、非常に良いモデルケースとなる」と語った。

北京冬季五輪開催に向け、北京では新たな競技会場を5カ所、選手村を2カ所建設し、既存の会場8カ所を改築し、臨時会場3カ所を表彰式やニュース報道のために使う計画だ。例えば、08年北京夏季五輪のシンボル的施設・北京国家水泳センター(通称:ウォーターキューブ)は、北京冬季五輪ではカーリング会場として使われる計画だ。組織委のオフィスエリアとなる首鋼北京パークでは、工場の跡地をレクリエーション、娯楽、スポーツセンターに変え、「再利用」というコンセプトが反映されることになっている。新たに建設される施設も、五輪開始後に市民がスポーツを楽しめる場所にできるよう、設計の時点で「再利用」が考慮に入れられている。

昨年2月、中国の習近平国家主席は北京を視察した際、「北京冬季五輪の準備の際、新発展コンセプトを反映し、会場は総合的に、長期にわたって何度も使用できるようにしなければならない」と強調した。

世界で初めて夏季五輪と冬季五輪の両方を開催する北京は、ハイクオリティーの五輪遺産を利用し、五輪開催事業に「中国の経験」を提供する。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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