韓国市民の独立運動記念集会に変化?「反日感情を捨てる時」の声も

Record China    2018年3月2日(金) 18時20分

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1日、韓国メディアによると、「3・1節」99周年を記念し、ソウルのあちこちで保守団体や進歩(革新)系団体による集会が開かれた。資料写真。

2018年3月1日、「3・1節(※韓国の祝日。1919年3月1日、日本統治下で起きた独立運動を記念した日)」99周年を記念し、ソウルのあちこちで保守団体や進歩(革新)系団体による集会が開かれた。韓国・ニュース1によると、一部の保守団体からは「今後、3・1節の記念行事から反日感情をなくすべき」との主張が出るなど、かつてとは異なる様子が見られたという。

ニュース1によると、「3・1節連合集会総括本部」は同日11時30分、ソウル・中区にあるホテルで記者会見を開き、日米韓同盟の重要性を強調した上で「これからは反日感情から抜け出し、未来志向的に国の未来を見つめなければならない」と話したという。

記者会見に出席したイ・ジェチュン前ロシア大使は「過去の3・1集会は抗日感情を思い出させる行事だった」とし、「これから韓国が生きていく上で、反日感情を抱いてはならない」と話したという。さらに「韓米同盟も大切だが、より効果を高めるには日本を含めた3カ国協力が非常に重要」と分析し、「いまだに反日感情をあおる文在寅(ムン・ジェイン)政府の過去志向的な姿勢は間違っている」と主張したという。また「かつての日本植民地時代に独立に向けてもがいたように、これからは韓米日の3カ国協力を強化し、共産主義に向かう憲法を阻止するために努力するべき」と重ねて強調し、「今日の集会では少なくとも『反日の声』は出ないだろう」と述べたとのこと。

また、聯合ニュースによると、同日にはソウルの日本大使館前でも集会が行われ、同じくソウルの有名観光地・光化門広場では日本植民地時代に日本に渡って犠牲となった人たちの遺体を返還する追悼祭が開かれるなど、各地で関連のイベントが行われた。(翻訳・編集/松村・堂本

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