「慰安婦問題は終わっていない」文大統領の演説に、韓国内から称賛と懸念=「名演説」「慎重さに欠ける」

配信日時:2018年3月1日(木) 18時10分
「慰安婦は終わっていない」文大統領の演説に、韓国内から称賛と懸念
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1日、韓国の文在寅大統領が「3・1運動(日本植民地時代の1919年に朝鮮半島で起きた独立運動)」の記念式典で演説を行い、日本との歴史問題に言及した。複数の韓国メディアが伝えている。写真は西大門刑務所歴史館。
2018年3月1日、韓国文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「3・1運動(日本植民地時代の1919年に朝鮮半島で起きた独立運動)」の記念式典で演説を行い、日本との歴史問題に言及した。複数の韓国メディアが伝えている。

韓国メディア・プライム経済によると、文大統領はソウルの「西大門刑務所」跡で行われた同式典で、慰安婦問題について「加害者である日本政府が『終わった』と述べてはならない」と主張した。さらに「反人類的な人権犯罪行為は終わったとの言葉で覆い隠せない」とし、「日本は人類普遍の良心を持って、歴史の真実と正義に向き合わなければならない」と述べたという。

また、領土問題については「独島(日本名:竹島)は日本の朝鮮半島侵奪において、最初に強制的に占領された韓国の土地」とした上で、「今の日本がこの事実を否定することは、帝国主義の侵略に対する反省を拒否しているのと同じこと」と指摘したという。

これについて、同メディアは「当分の間は歴史問題をめぐる日本との対立をいとわないとの考えを示したもの」と分析。「北朝鮮の核問題で周辺国との協力が必要な時期だが、それを理由に歴史問題を放棄したり、立場をあいまいにしないという断固とした意思」と説明している。

文大統領の演説について、韓国メディア・マネートゥデイも「日本に直撃弾」との見出しで「人権犯罪との言葉を初めて使うなど、これまでになく日本を強く批判した」と伝えた。その他のメディアも「慰安婦・独島問題に釘を刺した」「文大統領が日本を叱咤」などの表現で伝えている。

一方、韓国政界の反応は2つに分かれているという。韓国メディア・ニュース1によると、与党「共に民主党」は「韓国の進むべき方向をはっきりと示した名演説だった」と評価した。しかし、最大野党「自由韓国党」の議員らからは「日本との関係が良くない状態で今回の強硬策が果たして正しいのか、心配が先に立つ」「政治的に激しく対立する問題において、さらなる議論を呼びかねない慎重さに欠ける発言だった」「日韓関係の最大の問題である日韓慰安婦合意についてはどうするつもりなのか、全く分からなかった」など懸念の声が相次いでいるという。

韓国のネットユーザーからは肯定的な声が多く寄せられており、「気持ちがすっきりした」「やっぱり大統領を選んで正解だった」「その通り。被害者が納得していないのに、加害者が終わったと主張するなんておかしい」「日本が心から謝罪するまで絶対に終わらせてはならない」などが見られた。

一方で「安倍首相の前では何も言えないくせに」「日本に行って同じ演説をしてほしい」と指摘する声や、「しつこくない?この先の外交が心配」「文大統領は国内の支持率を上げることしか考えていない」「北朝鮮における残酷な性犯罪は現在進行形。まずはそこから解決すべき」などと主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本
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