懲役30年求刑を知らなかった朴槿恵前大統領、聞いた後も「反応なし」=韓国ネット「拍子抜けした?」「罪を認めていない証拠」

Record China    2018年3月2日(金) 6時30分

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28日、韓国メディアは、検察から懲役30年を求刑された朴槿恵前韓国大統領の反応について伝えた。資料写真。

2018年2月28日、韓国・SBSは、検察から懲役30年を求刑された朴槿恵(パク・クネ)前韓国大統領の反応について伝えた。

韓国検察は27日に開かれた論告求刑公判で、韓国財閥グループからの収賄罪などに問われた朴槿恵前大統領に対し、懲役30年、罰金1185億ウォン(約118億円)を求刑した。

記事によると、朴前大統領は「健康上の理由」により公判に出席しなかった。さらに、朴前大統領は収監されているソウル拘置所で新聞やテレビをはじめ外部との接触を一切拒否しているため、裁判が終了するまで自身に重刑が求刑された事実を知らなかったという。

また、裁判終了後しばらくして矯正当局からその事実を聞いた際、朴前大統領は何の反応も示さなかったといい、当局は「朴前大統領は普段通りに少量の食事を取り、健康上の問題もなかった」と説明。「懲役10年以上が求刑された場合は心理相談を実施するとの慣例があるため、朴前大統領に対しても心理相談を実施する」とも明らかにしているそうだ。

朴前大統領は昨年10月から裁判への出席を拒否し続けている。そのため、記事は「4月6日に予定されている判決公判も欠席する見通し」と伝えている。

この報道を見た韓国のネットユーザーからは、朴前大統領が無反応だったことについて「まだ事の重大さに気付いていないのでは?」「台本がないから何も言えなかったのだろう」「どうせ何を言っても無意味と考えたようだ。政権が変わったらすぐに出所できると期待しているんでしょ?」「正当だと思ったに違いない」「無期懲役を覚悟していたから、拍子抜けしたのだろう」などと予測する声が上がっている。その他「大統領時代から変わらないね。相変わらず意思疎通ができない」「図々しい。自分の罪を認めていない証拠だ」などと批判する声も。

また、刑確定後の特別赦免を懸念する声も多く、「朴槿恵の赦免を禁止する特別法が必要」「朴槿恵を赦免するという大統領がいたら、それが誰であれすぐに弾劾運動を始める」と主張する声も見られた。

一方で「賢明だね。拘置所で取り乱しても健康を害するだけ」との声や、この裁判について「無理やり罪を着せた人民裁判」「朴槿恵の判断は正しい。裁判に出席して何ができる?この“政治裁判”の結論は明らか」「この裁判は疑問だらけ。将来、判決が覆るだろう」などと指摘する声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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